先日、魂はプラズマであり、物質として存在すると仮説を立ててみました。
幽霊はプラズマ?原子と幽体の関係について考えてみた。
この仮説を書き終えた後、一つの疑問が浮かびました。
「魂がプラズマなら、守護霊も物質がプラズマ化したものだよな?」
「スピリチュアリズムによると、メインの守護霊は自分の前世でもある」
「ということは、俺の魂は最低2つは存在しているわけだ」
「この世に生まれてくる魂は、前世の魂の不浄な部分」
「・・・・・・それってパソコンで言うと、文章を範囲指定して切り取り」
「そんで好きな場所にペーストする様なもんだよな?」
「自然霊の場合、分霊によって数を増やす」
「分霊によって増えた自然霊は、同じ性質を持った魂だ」
「・・・・・・これってパソコンで言うとコピペだよな?」
「もし本当に魂が物質として存在するなら、ありえる話だ」
「つまり、魂はコピペによって存在する・・・・・・・」
それではこの疑問を解消すべく、答えを探って行きたいと思います。
魂とは何か?私が思うに、魂とは超高度な情報の集合体であり、常に情報を蓄積・アップデートし続ける存在です。
「情報」というと、まるで形のない物の様に思いがちですが、情報は物質的に存在します。例えば、パソコンを始めとするコンピューターに入っている情報は、ICチップと呼ばれる集積回路の中で、0と1を組み合わせた二進法により記録され、コンピューター内で管理・保存されています。
動物、植物の遺伝子には生物を形づける情報がDNAの螺旋の中に記録され、次世代に肉体の情報を伝えています。
人間や動物の脳にも、情報は形になって記録されています。脳に蓄積された記憶は、神経細胞ニューロンの回路が変化し、固定されることで保存されています。ニューロンの固定された形の違いにより、様々な記憶を記録しているわけです。
ただし脳に関しては、スピリチュアリズムでは解釈が違います。スピリチュアリズムに於いて脳は、魂からの命令を受信するアンテナに過ぎません。記憶は魂に蓄積されるとしています。確かに現代の科学を持ってしても、脳の機能を全て解明している訳ではありません。記憶がニューロンによって固定されるというのも、もっとも有力な仮説止まりです。
魂は輪廻転生を繰り返しながら愛を学び、真善美を磨き続けている訳です。その魂が物質的に存在するのであれば、全く同じ物を複製する事は可能だと思われます。つまり同じ材料で、同じ構造に組み立てれば良い訳です。細胞は栄養素の構造を組み替え、遺伝子情報を元に自身と同じ細胞を増やします。それと同じ事を魂でやれば、同じ情報を持った魂を作る事は可能です。魂が複製・細胞分裂によってするなら、守護霊(前世の自分)と自分という同じ魂が世界に2つ存在する事も納得出来ます。
魂の複製をした上で、いわゆる「この世」側の魂には前世の記憶にアクセス制限を設けるのです。或いは、前世までの魂の不浄な部分を範囲指定して切り取り。肉体にペーストすれば、前世の記憶にアクセス制限をする必要もないでしょう。あの世サイドの魂は、この世サイドの肉体が死を迎える度にあの世に里帰りをし、類魂のアップデートを繰り返します。しかしスピリチュアリズムによると、魂は睡眠時に毎回あの世に里帰りして、守護霊と今後の人生について会議をしているので、あの世サイドの類魂のアップデートは、案外もっとこまめに行われているのかもしれません
そもそも類魂には、物体を複製する技術があって当たり前なのです。この世界に発生したのは魂が先か、肉体(生物)が先か?魂が先に存在し、肉体を必要と考え、創造するに至ったのであれば、肉体に細胞分裂の技術を提供したのは魂です。複製に限界を設定し、「死」の概念を作ることが、魂の進化に必要だと考えたのでしょう。
逆に肉体が先に存在し、そこに魂が自然発生したとしても、類魂に物体を複製する技術があっても当たり前です。スピリチュアリズムによると、魂が肉体を有していた時の記憶(情報)は、全て類魂に蓄積されているので当然、肉体の細胞分裂の技術も類魂に蓄積されているはずです。卵が先か鶏が先か?魂が先か肉体が先か?そのどちらであっても、魂は物質を複製するノウハウを持っているのです。
情報のメリットは、移動と複製が簡単である事です。例えば、あなたのパソコンの中に東京スカイツリーの設計図が入っていたとして、その情報を複製することは簡単でしょう。範囲指定してコピー&ペーストしてやれば良いだけです。しかし、その設計図を元に東京スカイツリーを作り上げるとしたら、きっと物凄い労力が必要になるでしょう。
移動に関しても然りです。東京スカイツリーの設計図だけでしたら、USBなどの記憶媒体に移すことで、持ち運びも簡単です。しかし、設計図を元に作り上げた東京スカイツリーを持ち運び、移動することはまず不可能です。
魂の複製が可能であれば、魂の進化向上には実に都合が良いでしょう。類魂側に、情報をバックアップしておけるので、複製をした魂の進化向上具合と比較することが容易になり、今後どの様に魂を進化向上させるかの目安にもなります。
スピリチュアル・カウンセラー江原啓之先生は、臓器提供をあまり良しとしていません。これは先生の著書を読んでみると、随所に書かれています。先生は宿命を受け入れて生きる事が、魂の学びになると仰っているのですが、もしかしたら魂は臓器を通じて移動可能であり、それを懸念しているのかもしれません。
以前スピリチュアルブログで、内臓と魂の関係について書きました。
霊能力者が、「人の身体の悪い所」が分かる理由
上記の記事で書いたとおり、魂は内臓の状態や形に沿って、その形状を変化させています。という事は臓器を切り取れば、魂も一緒に切り取っているのかもしれません。実際、記憶転移といって、臓器提供を受けると、自分の知らない記憶が思い出されたり、趣味趣向に変化がでる現象が多数報告されています。これは臓器を媒体にして、魂(情報)の移動が行われたという事ではないでしょうか?
魂が情報の集合体であるならば、臓器を入れ替えたことにより、全く新しい情報にもアクセスしている状態になります。究極的に見れば、全ての魂は一つであるので、そういった点で臓器移植は問題が無いように思えますが、残念ながらこの問題に答えを出せるほど、私は人格が成長できておりません。臓器提供に関しての答えは、長い時間を頂きたいと思います。
自然霊は分裂して増えます。これを分霊と呼びます。前述の通り、魂に細胞分裂のノウハウがあるのであれば、おそらく分霊も同じノウハウで増えていると思われます。実は、この自然霊と同じ様に増える生物がいます。ミドリムシやゾウリムシなどの無性生殖を行う生物です。彼らは単純に分裂してその数を増やします。彼らは寿命も無く、永遠に増え続ける事ができます。寿命が無く、永遠に増える事ができる自然霊とまったく同じです。
ミドリムシは光合成によって、その活動や分裂のエネルギーを得ています。光を使って水を分解して酸素を発生、二酸化炭素をグルコースが繋がって出来たパラミロンという有機物に固定しています。ゾウリムシの場合はバクテリアを捕食して、活動や分裂のエネルギーを得ています。それでは、自然霊は分霊のエネルギーをどこから得ているのでしょうか?
魂は食事をする必要がありませんから、おそらくミドリムシの光合成に近いと思われます。例えば、空気中にある二酸化炭素や水分を分解して、自らのエネルギーに変換しているのではないでしょうか?魂がプラズマで構成されているのであれば、当然エネルギー自体もプラズマに変換されるはずです。
もしかしたら原子をクォークとグルーオンまで分解して、クォーク・グルーオンプラズマを起こしているかもしれません。そうすると原子は全てクォークとグルーオン、そして電子で構成されていますから、エネルギー源が二酸化炭素と水でなくても大丈夫ということになります。つまり自然霊にとって、原子で構成されているこの世の全てが、エネルギーになりうるという事です。まぁ手っ取り早いので、身近な空気や水を使用しているとは思いますが。
身近な空気や水の原子構造を変換して自らに取り込む。そして分裂して数を増やす。もしくは、自らに接している空気や水の原子構造をプラズマ状態に変換しつつ、魂の情報をコピー&ペーストしている。このどちらかが考えられます。物質的に考えれば、無の状態から何かを生み出すことは不可能です。自然霊が増える理由も、物質的に考えれば、この仮説が合理的ではないでしょうか?
上記の内容は、あくまで私の空想です。魂が物質で構成されていて、コピペで成り立っているなんて、ロマンがありませんが(笑)ただ、魂が物質だろうとコピペだろうと、悲観する必要は無いと思います。私やあなたが存在し、オリジナリティーのある思考で行動している。それは紛れも無い事実です。私たちの自由意志で、世界はドンドン変わる。それは素晴らしくて、実に面白いことだと思います。
Kストーン代表 上里知弘