「俺達は瑪瑙(めのう)色の時を共有している」
浦沢直樹さんの作品。マスターキートンの「瑪瑙色の時間」からの紹介。バスの運転手クリスが、海を見つめながら、主人公キートンに語ったセリフです。
舞台はイギリスのセントアイブス。イギリスのコーンウォール州、コーンウォール半島にある小さな町です。バスの運転手クリスは、仕事は真面目だが、それ以外では飲んだくれの親父でした。妻や子供には愛想を尽かされ、今までの人生を悔いるクリス。瑪瑙色に輝いたケルト海を前に、今まで蔑ろにしてきた妻と子供に向き合い、人生をやり直す。その決意を少年キートンに語るのでした。
家族愛の象徴である瑪瑙には、家族や友人との絆を強くする効果があります。クリスが海の色を「瑪瑙色」と表現したのは、そこに家族との絆を取り戻す決意が込められているからでしょう。良い事も悪い事も、大切な人と共有する事でその絆は、より一層強くなります。
瑪瑙はその模様が大変美しいパワーストーンです。特にイギリスのスコットランド産の瑪瑙は、カラフルで大変人気があります。作者の浦沢さんがこの話の舞台をイギリスにしたのも、それが理由だったのかもしれませんね。
大切な人との時間は、何事にも代えがたいものです。あなたも是非、あなたの大切な人と、瑪瑙色の時間を共有してみてはいかがでしょうか?
Kストーン代表 上里知弘