本日、3月31日は、霊的世界の研究が始まった「スピリチュアル記念日」です。
アメリカはニューヨーク州、ハイズビルという村に、近所でも有名な幽霊屋敷がありました。その家に、フォックス一家が引っ越してきた事で、この物語は始まります。
沢山のポルターガイストが起きる家。フォックス家には霊能力のある人が、誰もいませんでしたが、ある日一家は、ラップ音(霊が作りだす音)を通して、この家の霊と、交信が出来る事に気付きます。
その話は全米に広がり、アメリカ中が大騒ぎになりました。そんな中、当時の名だたる科学者たちが、この家の調査に乗り出しました。
シャーロックホームズの著者、医師であり科学者の「コナン・ドイル」
タリウム元素を発見した「ウィリアム・クルックス」
ノーベル賞受賞の生理学者「シャルル・ロベール・リシェ」
最初は、霊的世界を否定する為の調査でしたが、調査が進むにつれ、霊的世界を否定出来なくなりました。その後、霊的世界の研究はどんどん進み、今日に至ります。
この事件(通称:ハイズビル事件)が起きる前にも、霊能力者といわれる人々は沢山いました。しかし、
霊能力を持っていない人が、霊との交信に成功した事。
霊的世界を科学的に分析した事。
この2つが、霊的世界の研究に与えた影響は大きく、フォックス一家が霊との交信を始めた日、1848年3月31日が「スピリチュアル記念日」として定められました。
スピリチュアリズムに限らず、真実は目の前にあっても、なかなか気づきにくいものです。しかし物事が熟成され、状況が整い、時期が来たとき、必要な物は目の前に現れるものです。
ハイズビルの事件は一見、些細な出来事のように見えますが、もしかしたら多くの人々が、スピリチュアリズムを知る「時期」が来たのかもしれません。