高齢化社会から学ぶスピリチュアル的意味

少子高齢化が社会問題になっています。この時代、この国を選んで生まれて来たのは、自分自身の魂の選択です。そこにはどの様スピリチュアル的意味があるのでしょうか?今回は、そこら辺を解説していきたいと思います。

国土交通省の調べによると、このままでは2050年には65歳以上の割合が、人口の40%を超えるそうです。まさに5人に2人が老人という超高齢化社会です。

将来の総人口、少子高齢化率の推移(国土交通省調べ)
将来の総人口、少子高齢化率の推移(国土交通省調べ)

それに伴い、政治経済にも影響が出ています。

経済への影響
・働き手が減り、経済の成長が弱まる。

・医療、福祉、介護、年金等が国の財源を圧迫する。

・先行きが不安の為、高齢者がお金を使わない。財産を残したまま亡くなると、その頃にはその子供も高齢者になっていくので、そこでもお金を使わない。お金が高齢者層にプールされた状態になり、お金が社会に回らなくなり経済が停滞。

・様々な要因から経済が停滞し、その先行き不安から、若者が結婚し子供を作る事を躊躇する。結果、少子化になる。

政治への影響
・若者が選挙に行かないのも問題だが、圧倒的に高齢者の数が多いので、若者の意見が政治に反映されない。

・政治家は支持してくれた人の為に政治を行うため、高齢者を優遇する政治になりがちに。

少子化になる理由は、経済的理由だけではありません。基本、先進国は少子化になりやすいのですが、その理由は、
・選択肢が増える為、家庭を持つ事に魅力を持たない人が増える。

・教育水準が高まるため、避妊の重要性を理解できる。

・自分の経済力で、子供を養えるか総合的に判断できる。

・子供に教育を受けさせる社会になるため、子供を作る際、労働力として考えなくなる。などなど

少子高齢化社会を生きるスピリチュアル的意味
こうした状況下なので、若い人たちは
「どうせ何をやっても無駄だし・・・・・」
と諦めていませんか?

高齢者の方は
「体の弱った私達は、守られて当然」
と依存心が高まっていませんか?

それを乗り越える事に学びがあります。

若者は、高齢者を説得できるだけの知識を得る努力と行動力を。
高齢者は、俯瞰的な立場で判断する努力が必要です。

一人一人にカルマがある様に、国にもカルマはあります。同じ学びを共有した魂同士が、同じ波長で引かれ合って、同じ国に生まれます。ですから、私達が日本に生まれたのは「日本に生まれたかったから」ではなく、「自分の学びに一番適している場所を選んだら、たまたま日本だった」という事になります。

同じ世代同士で共有するカルマもあります。魂は生まれる時期も選択出来るからです。同じ日本でも若者には若者の、高齢者には高齢者の日本におけるカルマがあります。

もしかしたら私達の来世は、未来の日本かもしれません。結局、消化しきれなかったカルマは、来世の自分のもとにやって来ます。正確には学びを得たい為に、自分でそのカルマを選びます。

ここで勘違いしやすいのですが、だからと言って今の日本の問題を完全に解決しなくては、来世のあなたにそのカルマが絶対にやってくるという訳ではありません。あなた自身がそのカルマに対し真摯に向き合い、消化した度合いや成長した自分への満足度によって、来世のあなたの学びが変わって来ます。結局は学び(カルマ)を選ぶのは、あなた自身なのです。

依存心を無くし互いに助け合う。互いの立場に立ち慈愛の精神を持つ事により、私達の「日本のカルマの消化の仕方」が見えて来るのではないでしょうか?

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